日米自動車協議、延長の理由は大統領選の票集め!?

自動車 社会 社会

1995年に自動車摩擦問題の解決のため、5年間の期限付きで開催合意を行った日米自動車協議・同部品協定が延長される可能性がでてきた。

この協議は「なぜ日本ではアメリカ車かぜ売れないのか、それは売る努力をしていないからだ」という、アメリカの外圧によって始まったものだ。日本車に対する関税の引き上げという脅しの中、それを回避したい日本メーカー各社はアメリカ製自動車部品の購入に着手。その後、日本メーカーによるアメリカ製部品の購入は着々と進んだものの、肝心のアメリカ車の輸入販売はさんざんたる結果に終わった。しかし世界的な自動車メーカーの再編の中で、GMはいすゞ、富士重、スズキをグループ傘下に収め、フォードはマツダ、ダイムラー・クライスラーは三菱というように、間接的に日本市場へ参入している。

日米自動車協議は完全に風化、形骸化した形だが、米側は民主党が協定の延長を求めている。その理由は、米大統領選挙が迫っており、票取りのためには日本車バッシングが一番というわけだ。今後、米政府、通商代表部と日本政府、通産省が交渉する予定だが延長しても「時代遅れ」といった感が歪めない。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  3. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  4. トヨタ『RAV4』新型、ジェイテクトの協調操舵技術「Pairdriver」初搭載
  5. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る