「想定できるかぎりの悲惨な状況」の補償---客獲り合戦加熱中

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安田火災海上保険は28日、自社の自動車保険契約者が、自動車事故で介護が必要になった場合に、毎月一定額の保険金を給付する特約プラン「介護補償」を付けた保険の取り扱いを7月から始めることを発表した。これは同社の自動車総合保険「ONE」に付随する特約で、契約者の年齢が30歳未満の場合には、年間約2000円の上乗せ契約となる。特約として介護補償を組み込む自動車保険はこれが初めて。

保険契約者が事故によるケガで長期的な介護が必要となった場合、その資金面のバックアップをすることが目的で、審査により「毎日30分以上の介護が必要な状態」と認定されると、症状と状態に応じて、毎月14万円か、20万円の介護費用が保険から支給されるというもの。主婦が入院して、家事に支障をきたす場合には、ホームヘルパー費用なども保険から賄われるし、要介護認定された契約者に学齢期の子供がいる場合には、幼稚園から大学までの入学金や授業料なども保険で支給されるという特約も同時に組みこまれる。

安田火災では「想定できるかぎりの悲惨な状況に対応した」としている。実際、そうなればたしかにありがたい特約だが、使わない状態がベストであることだけは間違いない。

《石田真一》

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