ホント? 『オデッセイ』が販売台数1位に……どう出るトヨタ?

自動車 社会 社会
ホント? 『オデッセイ』が販売台数1位に……どう出るトヨタ?
ホント? 『オデッセイ』が販売台数1位に……どう出るトヨタ? 全 2 枚 拡大写真

軽自動車を除く今年6月の新車販売で、ホンダ『オデッセイ』がトヨタ『ヴィッツ』を抜き、初めて月間車種別販売数の1位をマークした。

調査を行った自動車販売協会連合会(自販連)によると、オデッセイの登録は約1万4600台、ヴィッツが1万4200台で、400台ほどの僅差ではあるがホンダが首位をもぎ取った。ホンダ車が首位を獲得するのは自販連がこの調査を始めた1968年1月以来初となる。

しかし、本当にオデッセイが売れて、ユーザーの元に行き渡っているかどうかは疑問で、国内販売第2位の立場を不動のものとしたいホンダが「自社登録車を増やしているのではないか?」と見る関係者も多い。ヴィッツは車両価格が100万円前後、初心者でも気軽に乗れる「エントリーカー」と呼ばれるジャンルで、ユーザーも老若男女を問わないため、売れ行きのすごさに裏づけもあり、実際、発注したとしても3カ月待ちとなるケースすらある。ところが対するオデッセイは価格も高く、ユーザーもある程度は限定されてしまう。ボーナス商戦に突入しているとはいえ、250万円前後もするクルマがまだまだ続く不景気な世の中にそう簡単に売れるのかという、そんな疑問だ。

ホンダの吉野社長は今年5月に「2003年度までに20万台の販売増を目指し、年間90万台を目指す」としているが、販売増になった分が集計上のマジックだとしたら、あまり意味をなさないのではないだろうか?

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. 軽EV市場に新顔登場、ホンダ『N-ONE e:』と競合する車種
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る