希少なヒストリックカーの数々…三浦半島に集まる名車たち@ソレイユの丘

三浦半島に集まる名車たち@ソレイユの丘
三浦半島に集まる名車たち@ソレイユの丘全 47 枚

神奈川県横須賀市の「長井海の手公園ソレイユの丘」第3駐車場及びヒルトップ広場で12月6日、「三浦半島に集まる名車たち@ソレイユの丘 Presented by RevivalCAFE」が行われ、1925年から現在まで造られたエポックメイキングなクルマなど約250台が集まった。

【画像全47枚】

主催の「リバイバルカフェ」は地元・三浦市にある、築100年の蔵を手作業で再生したカフェ。自らトライアンフ『スピットファイアMK.1』(1965年)に乗る三崎由湖(※)代表らのもとに、様々なジャンルのクルマ愛好家が集う場所となっている。 ※崎はたつさき

そのリバイバルカフェが2023年にオープン5周年としてこの場所でクラシックカーを中心としたイベントを開き、200台を超える名車が集まるなどした。第2回目となる今年は2025年が昭和100年ということにちなみ、「名車で振り返る昭和100年史」として企画。その自動車文化を彩った様々なクルマが集うこととなった。

会場となるソレイユの丘は、富士山や相模湾に臨む、広々としたエンターテイメントパーク。レストランやドッグラン、キャンプ場、温泉のほか、ジップラインやアスレチックなども楽しめる。駐車場も広大で、今回のようなクルマのイベントにも絶好の場所となっている。

開会式で三崎代表は「今年も幅広い年代のクルマがエントリーしました。1925年から2025年までのクルマの旅を楽しんで下さい」とあいさつ。若手ボランティアらからサプライズで花束を贈られ、笑顔で記念写真に納まっていた。

車両は、1925年から2025年までの、それぞれの10年間に造られた印象的なクルマの展示と、国・メーカー・モデルなどを年代順に並べた展示、女性オーナーの車両展示など、見せ方にも工夫が凝らされた。

北米で生産されたロールスロイス『シルヴァーゴースト』(1925年)やカナダ生産右ハンドルのフォード『モデルT』(1926年)をはじめ、ビュイック『ロードマスター』(1954年)、アルファロメオ『ジュリア』スプリントスペチアーレ(1964年)、ランチア『フルビア』スポルト ザガート 1.3S(1972年)、フィアット『128』(1974年)、フェラーリ『F458』スパイダー(2012年)など、希少なヒストリックカーが並んだ。

フォルクスワーゲン(VW)『K70』L(1973年)も珍しい1台。世界初のロータリーエンジン搭載車を生み出した西ドイツのNSUが、レシプロエンジン版のセダンとして開発、後にVWから発売されたFF車だ。34年前にワンオーナーから手に入れた後に屋内保管、2年前にナンバーを再取得したという。角型2灯を車検対応にするため丸形4灯にした以外はフルオリジナル。1万3000kmしか走行しておらず、ザビなどもない極上車だった。

スバル『360』(1964年)は新車で購入して以来ずっと乗っているという驚きの個体。ナンバーの神奈川を表す「神」が古めかしい。走行距離は未だ4万9000kmで、雨の日は乗らず、イベントなどに時々動かすという。「今日も横浜から高速に乗って来ましたが、80km/h出して快調に走りました。白煙が出るので後ろのクルマに悪いなと思いますけど」と苦笑していた。

この日は薄曇りで肌寒い1日だったが、会場内では様々なクルマ談議が花盛り。クルマ関連企業や関連グッズのショップも賑わい、一部車両による公園内でのパレードランなども行われた。

ダットサン『ブルーバード』1600SSS(1970年)で参加したオーナーは、リバイバルカフェの常連。「奇麗で珍しい新旧の名車が見られる貴重なイベントでした」と、滅多にない1日を楽しんでいる様子だった。

《嶽宮 三郎》

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