スポーツカーは不必要、三菱『FTO』と『GTO』が揃って廃止

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スポーツカーは不必要、三菱『FTO』と『GTO』が揃って廃止
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三菱自動車は、同社がラインナップするスポーツモデル『GTO』と『FTO』の生産を今夏限りで打ちきる方針を明らかにした。

三菱では、9月から新しい側面衝突基準を採用することになったが、この二車はそれに適合しないということが社内の実験によって明らかになった。売れ筋のRV系については設計変更を行ったとしても採算は取れる。しかし、ここ最近の売り上げが低迷しているスポーツモデルに「多額の費用をかけて設計変更を行うのは採算に合わず、好ましくない」との意見が出たため、延命策を図られることもなく、あっさりとモデル廃止が決まったようだ。

GTOは3.0リットルV6ツインターボエンジンを搭載、280PSの出力が自慢のスポーツカーで、日産『スカイライン』や、トヨタ『スープラ』の対抗馬的存在として、1990年に登場した。一方のFTOは2.0リットルV6、可変吸気バルブを備えた「MIVEC」エンジンを搭載。今では三菱車の大半のモデルに装備されているシーケンシャルAT「スポーツモード」を初めて装備し、1994年に登場している。昨年度の新車販売実績はGTOが267台、FTOが578台で、この実績の悪さが両モデルの延命を許さなかった。

《石田真一》

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