その数、なんと70万台! 三菱がリコール隠しの釈明会見実施

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その数、なんと70万台! 三菱がリコール隠しの釈明会見実施
その数、なんと70万台! 三菱がリコール隠しの釈明会見実施 全 4 枚 拡大写真

「リコール関係書類を大量に隠していた」と報道された三菱自動車工業は、18日の夕方、緊急記者会見を開き、新たなリコール・改善対策リストを運輸省に提出したことを明らかにした。

今回、リコールや改善の対象となったのは『ギャラン』、『ランサー』、『パジェロ』、『パジェロイオ』などの乗用車とトラックの合計70万台。台数としてはもっと多かった例が過去にあるが、決して少ない台数ではない。来週にも運輸省に正式に届け出を行い、対象車の回収・修理を行う予定だ。

会見で三菱の担当役員は、顧客からのクレームなどが記載されたデータ書類が社員のロッカールームに放置されたままになっていた事実を認め、今月5日と6日に運輸省の立ち入り調査があったことも明らかにした。

会見で三菱は「組織的な証拠隠しなのかどうかなど、詳しいことはまだわ分かっていない」としており、社内の調査委員会で1ヵ月半以内に調査結果をまとめるという。

雪印問題によって、安全性に対する消費者の問題意識がピークに達している時だけに、三菱が「自動車版の雪印」にならない保証はない。海外メーカーとの提携話もまとまり、ようやく上昇気流に乗りかけた三菱にとって、今回の問題発覚は大きな痛手となりそうだ。

《編集部》

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