自動車の不法投棄が減らないのは、実は税金が関係してる?

自動車 社会 社会

運輸省は廃車の不法投棄を減らし、リサイクルを推進するために、自動車登録制度を見直す方針を明らかにした。

自動車の登録抹消の制度には二つの方法がある。登録を完全に無くしてしまう「永久抹消」と、一時的に登録を休止する「一時抹消」だ。現行の制度ではこの二つにはほとんど違いは無く、税制も全く同じであるため、手続きの煩雑でコストも掛かる永久抹消を避け、一時抹消を選ぶ者が多かった。

実はそれが不法投棄の増加につながっているとして、運輸省では制度を見直し、正規の手続きを行って登録を永久抹消した場合には、残余期間の自動車重量税の還付を行う方針を固めた。また、本来は自動車を一時的に使用できなくする一時抹消の制度も改めることになった。具体的には抹消期間に期限を設定することで、二つの抹消制度に明確な差を設ける。

この案は2001年度の税制改正案に盛り込まれる見込みで、早ければ来年から実施されることになる。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  2. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  3. マツダ、クーペコンセプトと新型『CX-5』初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. レクサス『IS』改良新型、新フェイスの実車を初公開…米国仕様は「F SPORT」のみ
  5. ホンダ『CR-V』にハイブリッド、日本発売に先駆けプロトタイプ公開へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る