【新ジャンル! ダイハツ『YRV』Vol. 4】なぜこのクルマを?
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「これまでのダイハツというと、ファミリー層のユーザーには強いんですが、若いひと向けのクルマが弱いというイメージがあったんですね。(ライバルの)スズキさんがモータースポーツをやったりして若い人にウケている、という事情などもありまして。それで若者向きのクルマを作ろうと。で、どうせやるなら、他のどこのメーカーもやっていない、背が高くてスポーティな小型車をつくろう、ということになったんです」
ダイハツ工業商品企画部の大石弘之さん(主査・部長)はそう説明する。ミニバンとも2ドア・ハッチバックとも取れるYRVのスタイルは、社内ではなんと呼ばれているんでしょうか?
「うーん、新ジャンル、としか言いようがありませんね。いま、このクラスの小型車では、ミニバンとハッチバックの境界線があいまいになってきていますよね。マツダさんの『デミオ』もそうですが、新しい小型2ボックス車のスタイルができつつある。YRVも、そうしたクルマのひとつだと思っています」
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