新たなリコール追加にファイアストンが取った対応とは

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1日、アメリカ運輸省の道路交通安全局(NHTSA)は、現在リコール対象となっているもの以外の「24種類におよぶファイアストン社製タイヤに欠陥がある」として、ユーザーに対して事故の危険性がある旨を告知し、交換を呼びかけた。

これはファイアストン社が、1990年代の初頭から1995年までにライトトラック、SUV用として販売したタイヤ140万本で、一部は日産『ダットサン・ピックアップ』などにも装着されている。今回のリコール対象となっているタイヤと同じく、トレッド面の剥離が起きるとされているが、NHTSAによると「現在のリコール対象となっているタイヤと比べても、はるかに高い確率で剥離が起きる可能性があり、こちらの方がより危険だ」としている。

NHTSAはこのタイヤをリコール対象に含めるよう、ファイアストンに要請したが、同社は「応じられない」と、これを拒否。結局、NHTSAが「事故を起こしたくなければ、自分で新しいタイヤを買ってください」と、ユーザーの自己負担による交換を呼びかけることになった。

しかし、NHTSAでは「今回の警告はあくまで第一段階。今後の調査で危険があると判断した場合には、ファイアストンに対してリコールの命令を出す」と、強気の立場を崩していない。

《石田真一》

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