空港へタクシーで直行なんて、ちょっとリッチ!

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長野県松本市に拠点を置く「アルピコタクシー中央」は1日、松本市内から名古屋空港(愛知県西春日井郡)まで直行する乗合タクシーの運行を開始した。

松本市内には、中型ジェット機の離発着可能な2000メートル級の滑走路を備えた松本空港があるが、同空港は国内線専用となっている。長野地区や松本地区から国際線を利用する客は、これまではJRの特急列車を使って、いったん名古屋駅まで出て、そこから名古屋空港を目指すという手段を取らなくてはならず、利便性に欠けていた。

今回、運行を開始した乗合タクシーは、本来26人乗りの小型バスを改造し、観光バスなどに使われるゆったりとしたシートを配置して、9人乗りにしたもの。タクシーだけに定められた運行時間はなく、3日前まで電話予約を行えば、他の利用客と調整した上で、当日にタクシーが自宅まで迎えに来る。小人数の場合には普通のタクシーに代替することもあるが、スーツケース1つ分の荷物は無料で積み込める。

料金は片道4500円で、JRの特急と空港バスを乗り継ぐのと比べて2240円も安くなった。もっとも、このサービスが真価を発揮するのは、発着する飛行機が深夜や早朝の場合。これらの場合、これまでは名古屋市内でホテルに泊まることを強いられたが、このタクシーを使うと泊まる必要もなくなるというわけだ。

予約は8月から開始しているが、すでに200件程度の予約があり、初日には計4便の運行を行って、15人が利用する盛況ぶりを見せた。

《石田真一》

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