過労運転の責任---命じた人物に及ぶ

自動車 社会 社会

警視庁交通捜査課と調布署は6日、トラック運転手に過酷な業務を命じたために、それが事故の発生につながったとして、運送会社の幹部2名を道路交通法違反容疑で逮捕した。

これは今年5月、東京都調布市内の国道20号線を走っていたトラックの運転手が居眠り運転をして、信号待ちをしていた乗用車に追突。結果、計4台が関係する玉突き事故となり、最初に衝突された乗用車に乗っていた2名が全身打撲で死亡したという案件が発端となったもの。業務上過失致死罪で逮捕された運転手の証言により、実に47時間の連続勤務が発覚した。同運転手は岐阜県可児市から、東京都世田谷区まで住宅資材の運送を命じられていたが、出発から事故を起こすまでの3日間にとった睡眠は、1日あたり2時間弱だったという。

今回、この睡眠不足が原因で事故を引き起こしたと判断されたため、勤務を命じた運送会社の幹部も逮捕されることとなった。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. 日産『マイクラ』新型、全車EVで約320万円から…英国で予約開始
  4. 「小さなハヤブサ」と「小さなYZF-R1」が宿っている…同じ250ccスポーツでも全く違う!? スズキ『GSX250R』とヤマハ『YZF-R25』を乗り比べてみた
  5. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る