「日本初シーケンシャルMT」に“意外”な決着!!

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「日本初シーケンシャルMT」に“意外”な決着!!
「日本初シーケンシャルMT」に“意外”な決着!! 全 6 枚 拡大写真

トヨタ『MR-S』に装備されたのを発端に巻き起こった「日本初シーケンシャルMT」論争。夏休み中に編集部へ届いた読者からのメールを一挙に掲載する(編集部到着順)。皆さんの情報、ご指摘に感謝。

---「クラッチペダルのないMTはいすゞが初」という記事がありますが、オートモードがないものであれば、スバルの「オートクラッチ」のほうが古くから存在していたと思います。軽自動車に搭載されていました。(関 武)

---「シーケンシャル」という意味ではMR-Sが国内初でしょう。しかし、クラッチレスのMTとなると、「NAVI5」以前にも、スバルが軽自動車の『レックス』に電磁クラッチを導入していたと記憶しております。私が小学校低学年の頃だったと思います。そういう意味ではスバルって昔から独創的なメカを作っていたんですね。(HN:miyabi)

編集部:ごめんなさい、「クラッチペダルのないMTはいすゞが初」というのはauto-ASCII24の勇み足、1980年登場のレックス・オートクラッチが先だ。なお、このレックスよりさらに先に国産車で自動クラッチMTがあったかどうか未確認。

---前後に動かすからシーケンシャルだと言えばそうかも知れませんが、根本的にトヨタのシーケンシャルMTといすゞのNAVI5のシステムは何ら変わりません。外から見た時に違うからという理由でシステムまでトヨタが新開発したかのような発表の仕方に問題があるかと思われます。写真は私所有のJT150『ジェミニ』NAVI5です。(東海地方のあるアスカオーナーズクラブの会長)

編集部:NAVI5は1984年発表の『アスカ』で採用。「電子制御ではおそらく世界最初だと思うのですが、皆さんに忘れられちゃって……」とはいすゞ広報氏の弁。

---日産ディーゼルの『ビッグサム』トラクター(大型トレーラー・トラックの頭です)に5年ほど前だったと思うのですが、シーケンシャルタイプのミッションがすでに搭載されてます。クラッチは付いていて、スタート時はクラッチ操作が必要ですが、動き出すとクラッチを踏まなくてもシフトレバーを前後に動かすだけでチェンジできます。(元トラックドライバー)

編集部:ESCOT(エスコット):Easy/Safe Controlled Transmissionが登場したのは1995年。ESCOT-IIIに進化して現行にも用意されている。……というわけで、今までの調査では、シーケンシャルMT国産車初はビッグサムだった! クラッチペダルのないMTはレックスが早く、電子制御クラッチペダルレスMTはアスカが最初、MR-Sは電子制御クラッチペダルレスシーケンシャルMTで日本初だ。

《高木啓》

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