トヨタの安全技術『ASV-2』---「感性に合う警報」

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トヨタの安全技術『ASV-2』---「感性に合う警報」
トヨタの安全技術『ASV-2』---「感性に合う警報」 全 2 枚 拡大写真
トヨタ自動車は、交通事故の低減を目指した先進安全自動車『トヨタASV-2』を発表した。これは、21世紀初頭の実用化を目指した運輸省提唱のASV(AdvancedSafety Vehisle:先進安全自動車)研究開発推進計画の第2期のモデルである。すでにトヨタは第1期において『トヨタASV』を平成7年(1995年)3月に完成させている。

第2期ASV計画でトヨタは、自動車側で対応する自律型の安全支援システムの一層の進化と、道路インフラと連携した安全支援システムを加えた「予防安全」主体のクルマとして開発した。開発の主なコンセプトは以下の2点である。

●ドライバーの認知・判断力をサポートする警報主体のシステムの開発---ブレーキ操作を促すシステムをベースとし、高機能ブレーキアシストシステムに加え、パニック時にドライバーがペダルを踏めない時の介入ブレーキシステムを導入した。

●ヒューマンエラー時の「安全性確保」と、通常走行時の「感性にあう警報タイミング」の両立---警報タイミングを任意に設定可能なダイヤルを設定し、違和感を低減した。

また、CCDステレオカメラによる、自車レーン内の障害物を認識する新画像処理システムや、路面とタイヤ間で発生する最大摩擦係数推定システムなど、9種類の安全システムから構成されている。

トヨタでは、このトヨタASV-2を、本年11末に茨城県つくば市において実施予定の公開デモ「スマートクルーズ21Demo 2000」に参加させる予定である。

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