違法おかまいなし! 商魂丸出しストライキビジネス

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ロサンゼルスではMTA(公共交通機関)の運転手達が待遇の改善と職場の保証を求めてストライキに入ってから、すでに一週間近くになる。

このストライキの影響を受けてしまっているのは、その大半がクルマを持つことのできない低所得者層。しかし、意外なことに彼らからはストライキに対しての反発はなく、それどころか「同じ労働者の立場を支援したい」と、片道3時間近くかけて会社まで徒歩で通勤する人もいる。

だが、その一方でストライキ中ならではの商売も目立ってきた。それはいわゆる「白タク」で、自分のクルマをバスの路線に合わせて走らせ、安い料金で相乗りさせるというもの。通勤にバスなどを利用している人々の平均年収は1万5000ドル(約161万円)。たとえ違法でも、安い料金で職場まで送迎してくれるこのサービスは彼らにとっては非常にありがたい存在だ。

しかし、違法は違法。もし見つかってしまえば、ドライバーには1000ドル(約11万円)の罰金、または6カ月間の禁固刑となる。かなりのリスクを負いながらの商売。それでもMTAのストライキが終わるまで、この商売は引っ張りだこのようである。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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