ホンダが開発中のハイブリッドシステムに新兵器を導入か

自動車 ニューモデル 新型車
ホンダが開発中のハイブリッドシステムに新兵器を導入か
ホンダが開発中のハイブリッドシステムに新兵器を導入か 全 2 枚 拡大写真

ホンダではアメリカで進められているロー・エミッションをクリアするため、『シビック』や『アコード』など、量販車種にハイブリッドカーを設定、2001年を目標に発売を計画しているが、それに組み合わされる蓄電装置はこれまでのものとは一線を画するものとなりそうだ。

ホンダが開発を進めているのは、これまでのバッテリーに代わり、キャパシターと呼ばれる大容量のコンデンサに電気を貯めていくという新しい技術。ハイブリッドカー開発で一番のネックとなっていたのは、モーターを動かすための電気を蓄えるバッテリーが重いということ。バッテリーは携帯電話などにも使われている技術のため、ここ数年で急速に小型・軽量化が進んだが、大容量の電圧を一気に送り出すハイブリットカー用のものはまだまだ巨大で、必然的に重量も重くなってしまっていた。

バッテリーの代わりにキャパシターを使うことで、設置場所もコンパクトで済み、その分をユーティリティスペースの拡大に使える。また、バッテリーは化学反応によって電気エネルギーを変換するため多少のロスがあるものの、キャパシターの場合は電気をそのままコンデンサに蓄えるだけなので、変換時に生じるロスはほとんどない。そしてバッテリーと比べた場合、価格も安く上がるというのもメリットのひとつだ。

『インサイト』ではボディのアルミ化で軽量化を行い、バッテリーの重量分をクリアしたが、大容量のコンデンサであれば普通鋼を使ったボディでもなんとかなるだろう。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  4. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  5. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る