業界の反発に岡崎・神奈川県知事も方針転換(ちょっと)

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自動車税を20%値上げする超過課税を打ち出していた神奈川県は、超過税率を15%と10%にする2案を新たに公表した。自動車業界一丸となった反対運動を受けて、少しだけ譲歩した形だ。

神奈川県の超過課税は地方税法に認められる20%までの増税枠を使って、ハイブリッドカーなどの自動車税を50%削減し、運輸省の低排ガス認定の2ツ星以上の低公害車は税額を据え置く代わりに、他の自動車は20%増税する案を打ち出していた。これに対して日本自動車会議所が中心となって自動車関係団体21団体が一丸となって反対する意見書を提出したり、18万5000人分の反対署名を地元のディーラー団体が提出しており、反対する意見が強まっている。

このため、タクシーやバス、トラックなどの緑ナンバーの車と福祉自動車の自動車税は据え置き、他の自動車税も15%や10%にすることを打ち出した。バス、トラック、タクシー業界に配慮、自動車業界の反対を分断させるとともに、引き上げる税率も縮小して反対の声を抑える作戦のようだ。これが採用されれば、超過課税で年間180億円以上の税の増収を見込んでいた県の財政再建策は大幅に狂うことになる。

《レスポンス編集部》

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