【これが日産『エクストレイル』だ! Vol. 12】こんな手法でデザインされた!

自動車 ニューモデル 新型車
【これが日産『エクストレイル』だ! Vol. 12】こんな手法でデザインされた!
【これが日産『エクストレイル』だ! Vol. 12】こんな手法でデザインされた! 全 1 枚 拡大写真

『エクストレイル』のインテリアデザインは、多人数が使うコミニュケーション・ゾーンと個々が使うパーソナルゾーンに分けるというコンセプトにしたがって進められたという。コンセプターが提案した作業もまた変わっていたそうだ。インテリアを担当したのは、日産自動車・デザイン本部のチーフ・プロダクトデザイナー、中島敦さんだ。

「まず数人のインテリアデザイナーが、メーターパネルや時計といったインテリアの各部分に関して、さまざまなものを持ち寄りました。たとえばサンプルだけでなく、雑誌のキリヌキとかも。それを1枚の紙にベタベタと貼ってみたんです。そこでできたのが、大きな腕時計のような円形のメーターを中央に、ウェットスーツ素材のようなパネルが左右に伸び、シートは撥水加工されたスキーカバーのような素材でできたものでした」

そんなコラージュを目の前にして、『これでいい』と確信したという。それからは、コラージュを実際のクルマにしていく作業だったそうだ。完成したのは、センターメーターを中心にシンメトリーに構成されたインスツルメントパネルだ。

「最近ではルーティンワークからは、新しいものはできないことがわかってます。かつて『Be-1』はステーショナリーからイメージしましたし、今回もけっしてイレギュラーな発想ではないですが、それでもこれほどうまくカタチにまでなったことはなかったですね」

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  4. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  5. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る