【新世代『インプレッサSTi』出撃】Qちゃんはデザイン「バージョン1」

自動車 ニューモデル 新型車
【新世代『インプレッサSTi』出撃】Qちゃんはデザイン「バージョン1」
【新世代『インプレッサSTi』出撃】Qちゃんはデザイン「バージョン1」 全 4 枚 拡大写真

『インプレッサWRX』のデビューからわずか3か月あまり。いよいよ発表された「STi」だが、ベースとなったNBと比べて、外観上の相違点は思いのほか少ない。具体的には、フォグランプカバー、ブレーキ・ホイール周り、ルーフベンチレーター(「RA」仕様のみ)といったところ。過激を売り物にしてきたSTiにしてはややトーンダウン?

「いや、そうでもないんですよ。先代モデルは7年間作り続けてきて、年々見てくれも変えながらの進化だったわけです。今回はそれを一度リセットしようと。ですからこれがバージョン1になるわけです」

というのは、富士重工業の商品企画本部、原田博幸主事。いわゆるカタチで脅かすのではなく、中味で勝負しようということだったそうだ。むしろ賛否両論を呼んだセダンボディーの3ナンバー化も、このSTiの完成度を上げるために必要だったことと断言する。

継ぎ足しの進化ではないことは、細部を見てもわかる。たとえば大型エアインテーク。ボンネットの下には、コア容積を前モデル比で約1.5倍に拡大したインタークーラーが控える。

「従来までは搭載角度も水平に近かったのですが、エアをスムーズに取り入れて効率よく流すように傾斜角度のチューニングを重ねました。インテークの大型化もそうですが、裏側にある導風板も流体力学から設計変更しました。単に大きくしただけでは効率が悪いんです」

フロントマスクを見ただけでは、一瞬ノーマルのセダンと見分けがつかない。しかもクリッとした丸目は、ちょっと可愛げだ。だが、その本性はWRCマシンなみ。まるでシドニーオリンピックの高橋尚子選手だ。どことなく顔つきも、あの“Qちゃん”に似ているではないか。何はともあれ、後ろにつかれたら道を譲ったほうがいいかも。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る