【一新! トヨタ『マークII』】こいつはミニバン・キラーだ!

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【一新! トヨタ『マークII』】こいつはミニバン・キラーだ!
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新型『マークII』において、旧型からの乗り換えユーザー率は「4割程度」(トヨタ自動車第1開発センター製品企画部・定方 理さん)と見込まれているという。この数字は、マークIIのようなコンサバな性格のクルマとしては、かなり低いものだ。

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「今回の『マークII』は、これまでの『チェイサー』『クレスタ』からの乗り換えもありますし、ユーザーの若返りを狙って、クルマの性格をよりスポーティかつ高級にしていますので、他社さんのクルマ、なかでもSUVやミニバンからの乗り換えも見込んでいるからです。とくにお子さんが大きくなられて、もうミニバンは必要ない、といったご夫婦の方などがセダン回帰していただけると嬉しいですね」と定方さんは言う。

たしかに旧型マークIIから『オデッセイ』に乗り換えるというケースが目立つ、という話は聞いたことがある。新型マークIIは、ミニバンをもライバルとして開発されたのだ。それでは「社内ライバル」というべき『プログレ』とは、どのようにクルマの性格が異なるのだろうか。

「プログレは、想定ユーザー層の年齢がもっと上ですし、クルマの性格も、もっと落ち着いたものですね。リタイアされた方などで、もう大きいクルマはいらないけれど、高級なクルマは欲しい、といった方たち向けです。でも、そういった方でも、“やっぱり走りたい”という方は、迷わず『マークII』に乗っていただきたいですけどね(笑)」

ちなみに、かつて『マークII』は、日本の年功序列制度に対応して「課長さんのクルマ」と呼ばれたものだが、その年功序列制度じたいが崩壊してしまった2000年末に登場した新型は、「あくまでも高級ドライバーズサルーンとして、世界水準のクルマを目指した」ものだそうであり、もはや開発陣には「課長さんのクルマ」といった意識はなかったと言う。やはり、クルマは世相を写すものなのだろうか。

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