日産、経営情報を一元管理する新システムを導入

自動車 ビジネス 企業動向

日産自動車は25日、経営情報を世界規模で一元管理できる新情報システムの構築に着手したと発表した。これは日産の再建計画「リバイバルプラン」に基づくもので、2002年度までに新システムに完全移行させるという。

リバイバルプランでは「グローバルニッサン」と名付けられた本社機能において、世界規模の販売戦略を策定するとしているが、今回導入するシステムは、その体制を整えるためのもの。ドイツ・SAP社製の統合業務パッケージ「R/3」をベースとしたシステムを構築し、財務や会計の管理、人材管理を本社および各国現地法人などから集め、最終的にそれを本部に集約。その情報を基に販売戦略の策定作業を進めていく。

IT戦略の一環と言える今回の戦略。カルロス・ゴーンがCEOに就任してからというもの、日本テレコムと契約して通信料の大幅カットを行ったり、車両の開発コンピューターの管理をIBMに任したりと、最近の日産はIT導入に熱心で関連ニュースも多いが、もしかしたら「IT」とか「ソリューション」という言葉に弱い幹部が「他社に負けるな」と導入しているという気もする…。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  4. V4エンジン搭載の新型ヤマハ『YZR-M1』登場に、SNSでは「ビリビリくるぜ!」「男の子はこういうの好きだよねー」など反響
  5. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る