日産、経営情報を一元管理する新システムを導入

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日産自動車は25日、経営情報を世界規模で一元管理できる新情報システムの構築に着手したと発表した。これは日産の再建計画「リバイバルプラン」に基づくもので、2002年度までに新システムに完全移行させるという。

リバイバルプランでは「グローバルニッサン」と名付けられた本社機能において、世界規模の販売戦略を策定するとしているが、今回導入するシステムは、その体制を整えるためのもの。ドイツ・SAP社製の統合業務パッケージ「R/3」をベースとしたシステムを構築し、財務や会計の管理、人材管理を本社および各国現地法人などから集め、最終的にそれを本部に集約。その情報を基に販売戦略の策定作業を進めていく。

IT戦略の一環と言える今回の戦略。カルロス・ゴーンがCEOに就任してからというもの、日本テレコムと契約して通信料の大幅カットを行ったり、車両の開発コンピューターの管理をIBMに任したりと、最近の日産はIT導入に熱心で関連ニュースも多いが、もしかしたら「IT」とか「ソリューション」という言葉に弱い幹部が「他社に負けるな」と導入しているという気もする…。

《石田真一》

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