【価値創造ホンダ『ストリーム』】クラス初の3列シート・デザイン

自動車 ニューモデル 新型車
【価値創造ホンダ『ストリーム』】クラス初の3列シート・デザイン
【価値創造ホンダ『ストリーム』】クラス初の3列シート・デザイン 全 5 枚 拡大写真

仲間6人で気軽に隣町のレストランへでかける。---『ストリーム』のキャビン設計にあたっては、そんなライフシーンを想定したそうだ。

インテリアを担当した本田技術研究所・和光研究所の野沢義雄氏はいう。「数値上は『イプサム』のような競合車よりも室内は広いですが、たんに広さを求めるのではなく、日常使いを重視しました。いつも多人数で遠乗りするわけではないし、広さや快適性ならステップワゴンやオデッセイがありますしね」

たしかにサードシートまでの居住性を演出するなら、リアクォーターをラウンドさせずに、より広い開口のスクエアウインドウにするはず。エクステリア優先のデザインに泣かされた? 「ハハハ。たしかに視界を遮らないでくれと、エクステリア担当とはやり合いましたけどね。じつをいうと、開発当初はリアエンドはもっと低かったんですよ。そこを丁々発止でまとめあげました」

たとえばですよ、と野沢氏は続ける。「サードシートに座っていて、もし路上で知人に出会ったときなど、リアウインドウ越しに前屈みになってのぞくようになるのはイヤだな、と。やっぱり堂々とバックレストに頭をつけていたい。座っていただければわかりますが、リアウインドウのカーブが着座位置からの視界を遮ることはありません。また、ヘッドクリアランスを損なわないようにするためには、ブラケットなどが出っ張りやすいアンテナも前方にもっていきました」

こうした細部までもつきつめていくなかで、かえって発見したこともあるという。それが、ドーム状に広がるキャノピー型ルーフ。サードシートに座ってみると、前広がりの前方視界は意外に開放的に感じる。ラウンドしたルーフ形状と、ウインドウデザインが遠近感を演出しているのだ。

ホールのような拡張効果があるのかな、と野沢氏。クラス初の3列シートの座り心地は、そのスタイリングにも負けない斬新さがある。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  4. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  5. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る