【価値創造ホンダ『ストリーム』】クラス初の3列シート・デザイン

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【価値創造ホンダ『ストリーム』】クラス初の3列シート・デザイン
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仲間6人で気軽に隣町のレストランへでかける。---『ストリーム』のキャビン設計にあたっては、そんなライフシーンを想定したそうだ。

インテリアを担当した本田技術研究所・和光研究所の野沢義雄氏はいう。「数値上は『イプサム』のような競合車よりも室内は広いですが、たんに広さを求めるのではなく、日常使いを重視しました。いつも多人数で遠乗りするわけではないし、広さや快適性ならステップワゴンやオデッセイがありますしね」

たしかにサードシートまでの居住性を演出するなら、リアクォーターをラウンドさせずに、より広い開口のスクエアウインドウにするはず。エクステリア優先のデザインに泣かされた? 「ハハハ。たしかに視界を遮らないでくれと、エクステリア担当とはやり合いましたけどね。じつをいうと、開発当初はリアエンドはもっと低かったんですよ。そこを丁々発止でまとめあげました」

たとえばですよ、と野沢氏は続ける。「サードシートに座っていて、もし路上で知人に出会ったときなど、リアウインドウ越しに前屈みになってのぞくようになるのはイヤだな、と。やっぱり堂々とバックレストに頭をつけていたい。座っていただければわかりますが、リアウインドウのカーブが着座位置からの視界を遮ることはありません。また、ヘッドクリアランスを損なわないようにするためには、ブラケットなどが出っ張りやすいアンテナも前方にもっていきました」

こうした細部までもつきつめていくなかで、かえって発見したこともあるという。それが、ドーム状に広がるキャノピー型ルーフ。サードシートに座ってみると、前広がりの前方視界は意外に開放的に感じる。ラウンドしたルーフ形状と、ウインドウデザインが遠近感を演出しているのだ。

ホールのような拡張効果があるのかな、と野沢氏。クラス初の3列シートの座り心地は、そのスタイリングにも負けない斬新さがある。

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