【リコール】フォード『Fシリーズ』、設計ミスを素直に認めます

自動車 社会 行政
【リコール】フォード『Fシリーズ』、設計ミスを素直に認めます
【リコール】フォード『Fシリーズ』、設計ミスを素直に認めます 全 1 枚 拡大写真

3日、フォードはライトトラックの主力車種である「Fシリーズ」のうち、『F150』と『F250』の合計70万9000台をアメリカ国内でリコールすると発表した。この2車種のうち、F150についてはフォードの販売代理店である近鉄モータースが正規輸入、販売しており、対応が注目される。

リコールの要因となったのは「燃料配管系等の設計ミス」で、メーカーがリコール発表の段階で設計ミスを公式に認めるというのは大変に珍しいケースといえる。該当する2車種は燃料をエンジンの燃焼室に送り込む配管が他のパーツに接近しており、これが走行中に振動などが原因で接触を繰り返すと、磨耗し断裂する恐れがあり、最悪の場合には燃料が漏れて発火する恐れがあるという。

フォード側にはこれまで自動車修理工場などから191件の届け出があり、その大半が「これは設計ミスではないのか?」という指摘だった。

今回、フォードが初期の段階で「設計ミス」を公の場で認めた背景には、先の『エクスプローラー』の事故で売上げが急速に落ちていることや、対応の遅れを指摘されたこと。

そして何よりも重要なのが、今回のトラブルでは一件の事故も起きていないことなどが考えられる。言うまでもなく、今の段階で設計ミスを認めて修理を行えば、仮に事故が起きたとしても対応のまずさを指摘されることがないからだろう。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【レンジローバー ヴェラール 新型試乗】ああ、紛うことなくレンジローバーだ…島崎七生人
  2. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
  3. 狭い道! 制限1.3m、通れる車がなくなった都市計画?…東京都世田谷区
  4. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに日本上陸!…新型車ベスト5 2025年上期
  5. ついに「パジェロ」の名前が日本復活!? 三菱の新型SUV、デザイン&スペックを大予想!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る