朝日新聞16日付、 インタビューシリーズ「新世紀を語る」で、トヨタ自動車会長・奥田碩が登場。トヨタの企業哲学がうかがえて興味深い。日本のリーディングカンパニーのトヨタの将来は、日本全体の将来にも少なからず影響するはずだ。
まずIT(情報技術)について奥田氏は、ITは製造業をとりまく潤滑油のようなものだという。日本でIT化が遅れた理由のひとつに指導者の勉強の仕方をあげ、「小渕さんも森さんも変わらない」と切り捨てる。
クルマは移動するコンピューターになりトヨタは何のメーカーかわからなくなる、という見方に対しては「別にIT屋にいわれるような話ではない」と、すでに研究が進んでいることをうかがわせた。