大宇の労組がリストラ案を受け入れ。すでに遅いという声も…

自動車 ビジネス 企業動向
大宇の労組がリストラ案を受け入れ。すでに遅いという声も…
大宇の労組がリストラ案を受け入れ。すでに遅いという声も… 全 1 枚 拡大写真

日本の会社更生法に当たる法定管理を申請し、事実上倒産した韓国の大宇(デーウ)自動車の経営側と労働組合側は27日に会合し、懸案だったリストラなどの再建策について合意に達したことを明らかにした。

大宇については、労働組合側が4000人規模のリストラについて猛反発の姿勢を見せていたため、債権者グループである銀行団が融資を断念。そのために不渡りが生じて倒産に至ったという経緯がある。

当初は提案されたリストラ策について断固反対を掲げていた組合側も、国内世論からの「4000人の雇用を優先するために会社を倒したというのは本末転倒」だとか、「関連企業の倒産は大宇労働組合の責任」など、猛烈な反発を受けたために今回の方針転換となった。

労使間で合意したのは、事業構造、部品・製品の価格、人員など全分野にわたる構造調整の必要性と経営革新委員会の設置。再建計画の早期策定や債権団への資金援助などの項目だが、これらが「倒産前に行われていれば良かった」と考える韓国民は多いようだ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. スバル『REX』、初の1.0Lターボエンジン搭載…新登場の4WDモデルは218万7900円から
  4. 日産ブースはマンガ文化に着想、主役は『エルグランド』新型…ジャパンモビリティショー2025
  5. レクサス『IS』改良新型、新フェイスの実車を初公開…米国仕様は「F SPORT」のみ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る