日産自動車は、ハイブリッドカー『ティーノ』の動力伝達装置に不具合があったとして、運輸大臣にリコールを届け出た。対象となるのは2000年2月29日から7月23日までに生産した128台。
これらのクルマでは、無段式変速機のオイルポンプ用モーターの軸強度が不足しているため、そのままの状態で使用を続けると当該モーター軸が折損し、走行不能に至るおそれがある。
また、オイルポンプとオイルポンプ用モーターの軸勘合部の組付け角度及び当該モーターの作動トルクを制御するプログラムが不適切なため、軸勘合部に過大な応力が発生し、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、軸勘合部が摩耗してオイルポンプが作動しないため、走行不能に至るおそれがある。
不具合件数は3件で、発見は市場からの情報による。