【パリ〜ダカールラリー】篠塚を襲ったなぞのトラブル
モータースポーツ/エンタメ
モータースポーツ

この日のコースはアトラス山脈を離れてサハラ内部へと南下していく。モーリタニアに入ったあたりから砂漠は細かい砂になり、中盤以降は砂漠の連続する忍耐を強いられる単調なドライビング。終盤はタイヤをとられるような柔らかい砂地が点在し、シュレッサーがスタックした。
増岡は依然好調。「最初の90kmほどはツイスティーなグラベルでテクニカルなコースだったが、後はただ速いだけのようなところがあった。最後はセルビアとの競走になったが、彼が速いとは思わない。私も最高速では負けない。ライバルのワンミスで追い付ける差だ」
篠塚建次郎は電気系統のトラブルで総合12位と苦しい状況。言葉の少ない篠塚に代わってナビのギャラガーが説明した。「原因は分からないがエンジンが止まった。ヒューズを取り替えてなんとか動いたけれども、1時間30分ロスしてしまった」
《高木啓》