縦割り行政の象徴!? 幹部の全員集合は年1回

自動車 社会 社会

国土交通省は、省議の開催方式を決めた。省議とは会社でいうところの取締役会のようなもので、省の幹部が集まって意思統一を図る。

通常、幹部といえば局長クラス以上だが、運輸省、建設省、国土庁、北海道開発庁の四省庁が統合した巨大官庁国土交通省の場合、省議メンバーが40人にものぼり、会議の収集がつかなくなるとの懸念の声が出されていた。しかも旧運輸省には省議があったが、旧建設省には「局あって省無し」と裏で言われるほどで、省議の慣習さえ無かった。

そこで決まったのが「最高幹部会議」と「特定テーマに関する幹部会議」で重要な案件は決定するというものだ。最高幹部会議は大臣、副大臣、大臣政務官に、役人側が事務次官、技監、国土交通審議官、官房長、技術総括審議官、総合政策局長が加わり、テーマによって担当する局長などが加わり、隔週1回のペースで開く。

特定テーマに関する幹部会議は、問題があった際に随時開催する。メンバーは官房長以上と担当の局長ら。最高幹部会議も特定テーマに限定する。省議は予算要求、税制改正要望の決定の際、開催するだけとなる。つまり4省庁が統合しても40人の幹部全員が集まるのは年に1回だけとなる。これこそ縦割りのショウチョウ(省庁)!?

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. ホンダ『CR-V』にハイブリッド、日本発売に先駆けプロトタイプ公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. マツダ、クーペコンセプトと新型『CX-5』初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. レクサス『IS』改良新型、新フェイスの実車を初公開…米国仕様は「F SPORT」のみ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る