【スズキの秘密兵器『エリオ』】コンセプトとはパッケージ・デザインのこと

自動車 ニューモデル 新型車
【スズキの秘密兵器『エリオ』】コンセプトとはパッケージ・デザインのこと
【スズキの秘密兵器『エリオ』】コンセプトとはパッケージ・デザインのこと 全 2 枚 拡大写真

「『エリオ』が『カルタス』の後継なのか、あるいは追加車種なのか、言い切ることは難しい」とスズキの四輪デザイングループ長(一般の部長に相当)の吉村等氏はいう。考え方としては新世代の乗用車として最適なデザインを求めたという。

【画像全2枚】

そしてセダンとしてどこまでトールボーイ・パッケージが可能か挑戦した。ミニバンでもなくSUVでもない、セダンとして、である。結局、全高は多くのタワーパーキングで上限とされる1550mmとなった。

クルマの全高が高いと走行安定性は悪くなるが、その一方で居住空間が広くなり、乗員が上体を直立気味に座るので車両全長はコンパクトになる。トールボーイが空間効率に優れたパッケージングといわれるのはこのためである。

エリオの開発が始まったのはトヨタの『ラウム』や『スパシオ』より前、初代『ワゴンR』が発表された後だった。「ワゴンRの成功で、クルマの基本コンセプトはパッケージングにあることがわかった」と吉村氏は明かす。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  5. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る