【ランエボ7デビュー】このパフォーマンス、このハイテク、この価格!!

自動車 ニューモデル 新型車
【ランエボ7デビュー】このパフォーマンス、このハイテク、この価格!!
【ランエボ7デビュー】このパフォーマンス、このハイテク、この価格!! 全 6 枚 拡大写真

三菱自動車は1月26日、『ランサー・エボリューションVII』を発表した。『ランサー・セディア』ベースとなることでホイールベースやトレッドが拡大するとともに、ボディは軽量・高剛性化が図られ、エンジンや駆動方式、サスペンションは従来のものが熟成された。2リッターDOHCターボエンジンはクラストップの最大トルク39.0kgmを発生し、新開発のアクティブ・センターデフの採用などで、戦闘能力をいっそう高めている。

『ランサー・エボリューションVII』(以下『ランエボVII』)は、2001年度WRCの後半戦からワークス参入するWRカーのベース車両として、また従来どおりグループA&Nクラスの各競技用のベース車両として開発された。

ボディは今回から『ランサー・セディア』ベースとなった。ランエボVIトミー・マキネンと比べてホイールベースが115mm延長され、トレッドもフロント+5mm、リア+10mm拡大された。サイズは全長x 全幅 x 全高は4455 x 1770 x 1450mmで、全長(105mm)と全高(45mm)が拡大されている。サスペンション取り付け部やボディフレーム結合部などの補強や、アルミなどの採用で、ボディは軽量・高剛性化が図られ、曲げ剛性を従来比50%アップさせている。車両重量は1400kgにとどめられた。

エンジンは『ギャランVR-4』以来伝統の2リッターDOHCターボの「4G63型」を採用。ターボチャージャーの改良や冷却系の強化、部品の軽量化などにより、280ps/6500rpmの最大出力と、クラス最高値の39.0kgm/3500rpmの最大トルクを得ている。なお、トランスミッションは6速化されず、従来の5MTが熟成された。

ランエボVIIの目玉となるハイテクに、ACD(アクティブ・センター・デフ)がある。これは、電子制御の可変多板クラッチ機構を採用することで、従来のVCU式の3倍の作動制限力を得るとともに、走行・路面状況に応じて電子制御することで、高い操舵応答性と高トラクションを実現したという。

さらに三菱自慢のAYC(アクティブ・ヨー・コントロール:後輪の左右駆動力を、状況に応じて電子制御でコントロールするシステム)と組み合わせることで、コーナリング性能とトラクション性能を飛躍的に向上させたという。

サスペンションは、前ストラット、後マルチリンクの形式こそ同じだが、ホイールベースやトレッドの拡大に従い、取り付け部やアーム類の剛性アップや、ロールセンター高の最適化、バンプストロークの拡大など、チューニングの最適化が行われた。また、235/45ZRにサイズアップしたタイヤを装着することで、高速走行性能や、コーナリング時の初期応答性から限界にいたるまでの旋回性能の向上を図っているという。

ブレーキはフロントにブレンボ製17インチ、リアに16インチのベンチレーテッドディスクを採用。スポーツABS、冷却用エアガイドなども設定している。

なお価格は、「GSR」が299万8000円、競技仕様の「RS」が251万5000円。発売は2月3日からとなる。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  2. アプリリア、“鈴鹿未体験”のオールイタリアンチームで3年ぶりの8耐表彰台
  3. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. バイクの外観を損ねない!超強力マグネットのスマホホルダー「フリークマウント2.0」に新色5色
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る