フリードがアメ車フェイスに大変身!ダムド『フリード アイソレーター』が初登場…DAMD PARTY 2025

DAMD FREED ISOLATOR(フリード アイソレーター)
DAMD FREED ISOLATOR(フリード アイソレーター)全 60 枚

エアロパーツやドレスアップパーツの実力派メーカー、DAMD(ダムド)が主催するイベント『DAMD PARTY 2025』が、10月18日に埼玉・大門上池調整池底面広場で開催された。毎年恒例となっている人気イベントで、埼玉スタジアム2002に隣接する広い会場には、全国からのエントリー車両を210台展示。そして、入りきれなかったユーザーや一般来場者の車両は400台近いという、かなり大規模のオーナーズミーティングだ。

【画像全60枚】

DAMD PARTY 2025DAMD PARTY 2025

ダムドといえば、映画『ワイルド・スピード』シリーズの劇中車にも使用された本格的なエアロキットも取り揃えるいっぽう、軽自動車やミニバンなどの実用車を、手軽なパーツ交換でガラリとイメージチェンジさせるボディキットも人気。さらに、全国に広がる販売ネットワークでコンプリートカーの購入もできることから、カスタマイズを身近にしてくれるメーカーでもある。そのため参加者層は、クルマをガッツリいじった本格派から、もっと気軽にカスタマイズを楽しむユーザーまで幅広い。カップルやファミリー、愛犬家の姿も多く、会場はお祭りのように和やかな活気で満ちていた。

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そのため、オーナーカーの展示と同じくらい力を入れているのが、クルマ好きならずとも楽しめる数々のコンテンツ。カー用品やアウトドア/ホビー関連のメーカーやショップなどが出展する29ものブースをはじめ、バリエーション豊かなキッチンカー、ものづくり体験と自分だけの記念品が毎回好評のワークショップ、カーグッズはもちろんミニカーや古着など多彩なジャンルが揃ったフリーマーケットも、来場者を楽しませた。

加えて今年は「DAMD CRAFT TOWN」と題し、クリエイターの手作りアイテムを販売するエリアを初開催。ダムドが扱うクルマに合わせたパーツやアクセサリー、オブジェなどが並んだ。また、オリジナルのレーベルを展開するダムドだけに、音楽にもこだわりが。メインステージでは、バンドやソロシンガーによるライブも実施して、会場を盛り上げた。

◆ジムニー人気は変わらず!その他にもダムドらしいパリエーション豊かなモデルが一堂に

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参加車両の多数を占めたのは、なんといってもスズキ・ジムニー系だ。ダムドのジムニー用ボディキットは、とにかくバリエーションに富んでいる。初代ジムニーをイメージした「ザ・ルーツ」、ドイツ車風の「リトルG」、アメリカ車風の「リトルB」、英国車風の「リトルD」という従来の4ラインだけでも、ディテールの異なる仕様を用意するが、さらに懐かしの欧州ハッチバックをイメージした「リトルΔ(デルタ)」と「リトル5(サンク)」、オフロードテイストとシックさを併せ持つ「サウダージ」も加わった。また、ベース車もジムニーとジムニーシエラに、5ドアのノマドが仲間入りしている。

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参加車両は、ボディキットを取り付けたオーソドックスなカスタマイズばかりではない。純正色にはないペイントや、キット以外のパーツとの組み合わせ、こだわりの内装、リフトアップなどのチューニングと、思い思いの個性的なスタイルも多く見られた。

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それに続いて人気が高かったのは、軽クロスオーバーのスズキ・ハスラーとダイハツ・タフト。ハスラーにはアウトドアテイストの「カントリー」とミリタリーテイストの「カラビナ」、ヴィンテージ調の「クラシコ」、タフトには英国車風の「リトルD」と80年代RVスタイルの「80’s」、ダイハツのヤングタイマーなモデルをモチーフにした「ラッキー」と、それぞれ3ラインを設定。同じベース車でも、雰囲気の変わる仕上がりを実車で比較できるのは、カスタマイズを検討中の一般参加者にもうれしいところだろう。

そうした軽自動車系が中心ながら、トヨタ・ハイエースやマツダCX-5、スバル・レヴォーグなど普通車も少なくなく、ホンダWR-Vベースのリヴァーブや、トヨタ・シエンタをモディファイしたスチュアートといった、発売から日の浅いキットを装着したクルマの姿も。そんな思い思いのクルマで集まった参加者だが、会場内では「出会う、繋がる、広がる。」というイベントのテーマそのままに、同車種オーナーの即席ミーティングや情報交換など、そこここで会話が弾んでいたのが印象的だった。

◆最新作のダムド「フリード アイソレーター」がユーザー初披露、11月28日より発売を開始

DAMD FREED ISOLATOR(フリード アイソレーター)DAMD FREED ISOLATOR(フリード アイソレーター)

もうひとつ、このダムドパーティで恒例になっているのが新作披露だ。今回お目見えしたのは「FREED ISOLATOR(アイソレーター)」と銘打った、ホンダ・フリードのボディキットだ。1980年代あたりのアメリカンミニバンなどを思い起こさせるところもあるが、実際には特定の車種をモチーフにしたものではないという。

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丸目ヘッドライトと横桟グリル、角張ったバンパーなどは、ヤングタイマーと呼ばれる1980年代の日本車の懐かしさを表現。これまでテーマにすることの多かったオールドタイマーより、やや新しめのスタイルを盛り込んだのだとか。

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こだわりのポイントとして挙げられたのは、まずグリルからライトへ向かうルーバーの奥行き。立体感を強めながら、成形時に薄くなりがちな材質の厚みを十分に持たせて、強度を確保しており、見た目はシンプルながら、製法的にはかなり攻めているという。

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もうひとつがバンパー形状。ヤングタイマーに多いエアダムやチンスポイラー的なデザインを盛り込んだ直線的な造形で、ホンダで言えば3/4代目アコードや4代目シビック、初代シティなどに見られるデザインを現代解釈したといえる。カラードバンパーに黒いモールを加えるのも、その時代には一般的な装飾だ。

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フェンダーとの合わせ目は、純正ライトのアウトラインをうまくカモフラージュし、ボディに溶け込む。ホイールアーチは別パーツで、エアーとクロスターいずれの仕様にも違和感なくマッチする構造だ。ボンネットはWR-Vベースのリヴァーブと同様にかぶせパーツで、直線的なフロントエンドにマッチする形状に仕立てた。フィッティングや取り付け強度に優れ、さらにソナーなど機能部品も純正同様に使用できる設計は、ダムドの技術力の高さや心遣いを感じさせる。

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品質はもちろん、ボディ側の加工を必要とせず、最低限のパーツ交換で最大限のイメージチェンジを果たすのもダムドの強み。しかもコンプリートカーを購入できる特約店が全国に300店以上あるだけに、カスタムカーのある生活への敷居も低い。このアイソレーターもその例に漏れず、数ヶ月以内と予告される発売時には注目を集めそうだ。

さらに、来年1月の東京オートサロン2026では、このほかにも複数の新作を発表することが明らかにされた。次回のダムドパーティでは、これまで以上に幅広い車種のカスタマイズモデルを目にすることができそうだ。

《関耕一郎》

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