厳罰化は間に合わず、幼児2人を殺した泥酔ドライバーの刑が確定へ

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1999年11月、東名高速で泥酔したまま大型トラックを運転。乗用車2台に衝突し、幼児2人が炎上する車内に取り残されたまま焼死するという事故を引き起こしたドライバーに対し、検察側は上告を断念するという方針を明らかにした。

この事故で業務上過失致死と道路交通法違反(酒酔い運転)に問われているドライバーには、泥酔したままトラックを走らせて事故を起したという悪質さから、検察側は当初から業務上過失致死罪の最高量刑である「5年」を求めていた。しかし、判決は1審、2審ともに懲役4年の実刑判決。死亡した幼児の両親は最高量刑を求めていたが、現行法では量刑期間は上告理由に当たらないため、検察側も上告を断念。4年の懲役刑が確定した。

法務省や警察庁などでは、業務上過失致死でも悪質なものについては量刑を延長するべく、法改正の準備を進めているが、今回は間に合わなかった。

《石田真一》

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