BMW実験車は「ハイブリッド」ではないですヨ

自動車 テクノロジー ネット
BMW実験車は「ハイブリッド」ではないですヨ
BMW実験車は「ハイブリッド」ではないですヨ 全 2 枚 拡大写真

7日付auto-ASCIIの記事、ハイブリッドカーの“本場”にBMWが挑む!!について、用語の使い方が不適切であるとの指摘が読者よりあった。問題となったのは“ハイブリッド”の定義。

auto-ASCIIでは「BMWは、水素燃料とガソリン燃料のハイブリッドカーを日本に輸入」と表記したが、この用法は我が国の現状にそぐわないのだ。指摘によると、ハイブリッドは「複数動力」、BMWは「1エンジン・2燃料切替」のバイフューエルと呼ばれる。また「1エンジン・2燃料同時燃焼」システムはデュアルフューエルという。

本来、ハイブリッド(hybrid)は異種混交を意味する。したがって異種燃料を同時に搭載するBMWの試験車両もハイブリッドカーと呼んでいいのだが、日本では“ハイブリッド”というともはや“複数動力”だけをさす。auto-ASCIIの不注意であった。

英語圏ではまだそこまで用法は固定されておらず、そのつど主題や文脈で決定される。たとえばアメリカではハイブリッドというと、ワゴンとオフローダーのような従来の2車種をひとつに融合した車種をハイブリッドと呼ぶことが多い。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  2. 第3世代e-POWERの日産『キャシュカイ』が無給油で英国縦断! その実力に日本導入への期待高まる
  3. 【ボルボ XC60 ウルトラB5 新型試乗】大胆緻密なマイチェンが証明する、ベストセラーであり続けている理由
  4. ウィラーエクスプレス、2026年春から高卒採用を開始…免許全額会社負担、独自のキャリアプランを発表
  5. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る