【待ってました! 『シビック・タイプR』】マニアック・メカニズム

自動車 ニューモデル 新型車
【待ってました! 『シビック・タイプR』】マニアック・メカニズム
【待ってました! 『シビック・タイプR』】マニアック・メカニズム 全 4 枚 拡大写真

ジュネーブ・モーターショーを前にして、ホンダは『シビック・タイプR』のベールを剥いだ。3ドア・ホットハッチはイギリスのスウィンドン工場でのみ作られ、欧州で350万円前後のプライスタグをつけて10月に発売予定だ。

シビック・タイプRの導入は、BARやジョーダンへのエンジン供給という形でのF1参加を背景に考えると、ホンダがより刺激的なメーカーを目指すという宣言だ。実際、シビックメタイプRにはレースでつちかわれた、ロードゴーイングカーとしてはマニアックといっていいほどの技術が注ぎ込まれている。さしあたってのライバルは6月に発表が予定されているフォード『フォーカスRS』(2.0リットル16バルブエンジンで出力230PS)か。

標準型シビック3ドアと比べて筋肉質な外観は好ましいが、タイプRの“キモ”はその通り、ボディの中にある。エンジンは2.0リットル直4・ツインカム16バルブ「i-VTEC」。バルブ開閉のタイミングとリフト量を連続して変化させるのがi-VTECだ。出力は200PS @ 7400rpm、トルクは196Nm(20.0kgm) @ 6500rpm。1.6リットルエンジンだった先代からはそれぞれ12PS、37Nm(3.8kgm)の強化である。

エンジンについては、レッドゾーンが7900rpmからとトップハッピーなVTECの性格は残しておきながら、低回転でのトラクションを改良したとホンダではいっている。赤いカムカバーのこのオールアルミ・ユニットは、今年1月のデトロイト・モーターショーでコンセプトカー『RS-X』に搭載されてお目見えしている。RS-Xの方は来年登場予定の『インテグラ・タイプR』の予告だといわれる。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-5』新型を欧州で発表…日本では2026年中に発売
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. VWの高性能小型EV『ID.3 GTX』、2代目ゴルフに着想の「FIRE+ICE」限定発売へ
  4. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. ダイハツの新型『ムーヴ』が絶好調!「スライドドア化は正解」「やるじゃんダイハツ」と評価の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る