タクシー並みに縛っちゃえ---運転代行業が規制の網に

自動車 社会 社会

政府は、自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律案を閣議決定した。

運転代行業は、飲酒などで自家用車を運転できない顧客の代わりに運転するサービスで、全国の酒場などで浸透している。これまでは代行業者を規制する法が無かったため、一部の業者は暴力団が背後にいて、白タク行為や料金、事故補償を巡るトラブルも多かった。

法案では、代行業を行う事業者は、都道府県の公安委員会の認定を受けることが義務付けられる。公安委員会は認定の際に国土交通大臣と協議して、同意を得なければならない。また、代行業者は、代行運転中の事故の損害を賠償するため、安全運転管理者の選任と保険加入が義務付けられる。公安委員会と国土交通大臣は、それぞれ必要な報告徴収、立ち入り検査を行なって業務を監督し、公安委員会が必要と認めた時は業務の停止命令、廃止命令が出せる。違反があった場合は1年以下の懲役または50万円以下の罰金など、罰則も定められている。

道路交通法改正案では運転代行業者が顧客の自動車を運転する場合、二種免許が必要となる。施行は来年春の予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. マツダ、クーペコンセプトと新型『CX-5』初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. レクサス『IS』改良新型、新フェイスの実車を初公開…米国仕様は「F SPORT」のみ
  5. ホンダ『CR-V』にハイブリッド、日本発売に先駆けプロトタイプ公開へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る