タクシー並みに縛っちゃえ---運転代行業が規制の網に

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政府は、自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律案を閣議決定した。

運転代行業は、飲酒などで自家用車を運転できない顧客の代わりに運転するサービスで、全国の酒場などで浸透している。これまでは代行業者を規制する法が無かったため、一部の業者は暴力団が背後にいて、白タク行為や料金、事故補償を巡るトラブルも多かった。

法案では、代行業を行う事業者は、都道府県の公安委員会の認定を受けることが義務付けられる。公安委員会は認定の際に国土交通大臣と協議して、同意を得なければならない。また、代行業者は、代行運転中の事故の損害を賠償するため、安全運転管理者の選任と保険加入が義務付けられる。公安委員会と国土交通大臣は、それぞれ必要な報告徴収、立ち入り検査を行なって業務を監督し、公安委員会が必要と認めた時は業務の停止命令、廃止命令が出せる。違反があった場合は1年以下の懲役または50万円以下の罰金など、罰則も定められている。

道路交通法改正案では運転代行業者が顧客の自動車を運転する場合、二種免許が必要となる。施行は来年春の予定。

《レスポンス編集部》

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