そっちが予告なら、こっちも予告。兵庫県姫路市が期待族に対して挑戦状

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そっちが予告なら、こっちも予告。兵庫県姫路市が期待族に対して挑戦状
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兵庫県姫路市は13日、暴走族の暴走行為を見物し、声援を贈ったりして暴走行為を助長する元となっている“期待族”の存在を無くすため、全国でも初めての規制条例案を市議会の賛成多数で可決した。

期待族とは、暴走族が暴走行為を行う際に道路周辺に集まり、声援などを贈ったりして行為を煽る集団のことを差す。元々は単なる野次馬しての存在であったが、ここ最近は暴走族よりも期待族の方が凶暴化。暴走族に対しての取り締まりを行う警察官に対して、集団で暴行をはたらくなど、その存在が問題化していた。

特に姫路市ではその傾向が顕著で、昨年6月に行われた祭りの際には、期待族の一部が暴徒化。期待族と暴走族が入り乱れて、警官隊や機動隊と三夜連続で衝突するという騒ぎになった。今年も一部の暴走族が6月の祭りで暴れることをすでに予告しているが、今までは期待族を取り締まる直接の法律がなく、傷害や器物損壊などの刑法違反行為を待つしかないという状況だった。

規制条例は祭りの直前である6月1日から施行される。暴走族に対して声援や拍手、手ぶり・身ぶり、旗を振るなどの応援など、5項目の煽り行為を行った場合に5万円の罰金を科す。

《石田真一》

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