20日の午前4時50分ごろ、岩手県内の東北自動車道を走行中の東京発八戸行き、十和田観光電鉄所属の高速バスから男性が飛び降り、後続の大型トラックにはねられて死亡するという事故があった。警察では自殺としており、動機などを調べている。
死亡したのは秋田県本荘市に住む23歳の男性で、バスから飛び降りる直前、運転手に対して「死にたいんですけど」と声を掛けた。驚いた運転手が休憩中の別の運転手を呼んだところ、この男性は休憩中の運転手と入れ違う形で、バスの客室下付近に設置された乗務員用の休憩スペースに入り込み、ドアを開けて外に転がっていったという。
この休憩スペースは客室下の収納スペースに設置されており、カギを外せば外部にアクセスできる構造となっている。