『RX-8』に見るマツダ・デザインの怪
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まずブランド・イメージがまだ固まっていないときに、今後のマツダのシンボルとなりうるRX-8のイメージ資料を放出すると、マツダとして意図しないイメージができあがる可能性がある。それを恐れたのだ。
もうひとつは、RX-8は1年半後に量産化が予定されている。あまり早くから手の内を見せてしまうと、ライバル・メーカーが対抗策を打ってくるのだ。シャシー流用なら、1年半あれば新型車1台、充分デザインできる。かろうじて提供されたのがここでお見せする3枚。『エボルヴ』から『RX-8』へ発展するときに描かれたものだそうだ。
《高木啓》