経済難のインドネシア---フェラーリ販売店がオープン

自動車 社会 社会
経済難のインドネシア---フェラーリ販売店がオープン
経済難のインドネシア---フェラーリ販売店がオープン 全 1 枚 拡大写真

IMF(国際通貨基金)による融資が凍結され、経済難が続いているインドネシアの首都ジャカルタに、なんとフェラーリを販売する輸入代理店がオープンし、その価格の高さに波紋が広がっている。

インフレが進むインドネシアでは、1USドル=1万ルピアという超インフレ状態に陥っている。国民の1人あたりの平均月収は約25万ルピア(約3000円)相当と言われているが、この店で販売される防弾仕様に改造されたフェラーリ『360モデナ』の価格は、1台が30億ルピア(約3500万円)とされており、当然ながら庶民の手に届くわけがない。

「では誰が買うのか?」と思わず心配してしまうが、向こう3年間分の輸入量(30台)は全て予約で埋まっているという。販売店では軍幹部や高級官僚の子弟などが購入する予定だとコメントしている。この高価なフェラーリを手にすることができるインドネシア人は、総人口の0.1%未満。あまりの額と、その不公平さにまた暴動がおきるのではないかと心配する声もある。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  4. かつてのマーチ、新型日産『マイクラ』英国発売に、SNSでは「英国は小型車の価値を知ってる」「日本でも売りゃいい」の声
  5. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに日本上陸!…新型車ベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る