【新聞ウォッチ】三菱「ギャラン」米からの“逆輸入”は苦肉の策

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【新聞ウォッチ】三菱「ギャラン」米からの“逆輸入”は苦肉の策
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年3月26日付

●自動車教習、iモードでいつでも予約、横浜の旭自動車学校(毎日・12面)  

●日産村山工場、今月で停止、「跡地利用」で新たな悩み(東京・28面)

●地球を読む、車社会が耕地奪う、レスター・ブラウン・ワールドウオッチ研究所理事長(読売・1面)

●韓国・現代前名誉会長の葬儀の列とぎれず(産経・5面)

●車種別に国際分業体制、三菱「ギャラン」全量を米に、ホンダ「シビック」英で3ドア(日経・1面)

●英ジャガー、新型車の広告をネットで若者にアピール(日経・14面)

●GMはディーラー情報、値引き価格、ネットで提示(日経・15面)

●自動車教習所「値下げ競争激化」5万円以上の例も(日経・19面)         

ひとくちコメント

三菱自動車は、中型乗用車の『ギャラン』の国内生産を2003年にも中止、米工場に全面移管する。ホンダも今夏から小型車の『シビック』の3ドア車の生産を英国工場に集約。自動車業界で車種ごとに世界の最適地に生産を集約させる国際分業体制の動きが広がっている、ときょうの日経が一面トップで報じている。

コスト削減効果を狙うためにも「国際分業を加速させる」と言えば聞こえはいいが、ホンダはともかく、経営再建中の三菱は名古屋の大江工場を閉鎖するなど国内生産の車種を絞り込むのは避けられない状況に追い込まれており、この決断は苦肉の策でもある。三菱の販売担当者は「売りたくても新しい車が出ない」と嘆いており、車種のバリエーションを豊富にするためにも“逆輸入”を増やさざるを得ない。

そのうち三菱のショールームには、ベンツをはじめ、世界各地から“ワールドカー”が一堂に集まることにもなりかねない。

《福田俊之》

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