「新交通システムとバスを足して2で割った」乗り物が登場

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「新交通システムとバスを足して2で割った」乗り物が登場
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名古屋市交通局、JR東海バス、名鉄バスの1局2社は共同で、名古屋市が中心となって設立した第三セクターである「名古屋ガイドウェイバス」が運営する『ゆとりーとライン』への乗り入れを23日から開始した。

ゆとりーとラインは、鉄道(舗装軌道上を走行する新交通システム)とバスの利点を組み合わせたシステムで、渋滞の深刻な道路の中央分離帯の上に建設された専用の高架軌道にバスを走らせるというもの。鉄道車両をベースとしていたこれまでの新交通システムの車両をバスに置き換えたもので、通常のバス車両の両側に高架軌道用の案内装置を特設しており、専用線を走っている間はこの案内装置が車両の前輪と連動し、左右に設置されたガイドウェイの内側を正確にトレースするためにハンドル操作も不用となる。

総事業費は380億円で、車両開発費が無くなった分、新交通システムより安上がりになっている。名古屋市では1万人/日の利用を見込んでいるが、運賃は新交通システムと同レベルで、通常のバスよりもはるかに高いことから、開業前から赤字経営が予想されているようだ。

《石田真一》

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