「新交通システムとバスを足して2で割った」乗り物が登場

自動車 社会 社会
「新交通システムとバスを足して2で割った」乗り物が登場
「新交通システムとバスを足して2で割った」乗り物が登場 全 3 枚 拡大写真

名古屋市交通局、JR東海バス、名鉄バスの1局2社は共同で、名古屋市が中心となって設立した第三セクターである「名古屋ガイドウェイバス」が運営する『ゆとりーとライン』への乗り入れを23日から開始した。

【画像全3枚】

ゆとりーとラインは、鉄道(舗装軌道上を走行する新交通システム)とバスの利点を組み合わせたシステムで、渋滞の深刻な道路の中央分離帯の上に建設された専用の高架軌道にバスを走らせるというもの。鉄道車両をベースとしていたこれまでの新交通システムの車両をバスに置き換えたもので、通常のバス車両の両側に高架軌道用の案内装置を特設しており、専用線を走っている間はこの案内装置が車両の前輪と連動し、左右に設置されたガイドウェイの内側を正確にトレースするためにハンドル操作も不用となる。

総事業費は380億円で、車両開発費が無くなった分、新交通システムより安上がりになっている。名古屋市では1万人/日の利用を見込んでいるが、運賃は新交通システムと同レベルで、通常のバスよりもはるかに高いことから、開業前から赤字経営が予想されているようだ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
  2. NISMO「L型エンジン用ヘッド」発売に「NAで300psって」「オーラニスモ買えちゃう」など驚きの声
  3. サイドミラーの死角を減らせる補助ミラーは、アナログとデジタル、どっちが買い?[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. 三輪EV『coffret』、ヤマダデンキ横浜本店で販売開始…試乗も可能
  5. 「3つの味」が選べる新型トヨタ『RAV4』日本仕様が一般公開! 2025年度内発売へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る