【新聞ウォッチ】トヨタ・張社長、新入社員の前で“一人勝ち”戒める?

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【新聞ウォッチ】トヨタ・張社長、新入社員の前で“一人勝ち”戒める?
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年4月3日付

●ダイムラー、三菱自動車株買い増し、商用車も傘下に(日経・1面、関連記事13面)

●逆風下、新車は堅調、2000年度販売4年ぶり増(日経・3面)

●日産の北米工場資金調達、JPモルガン主幹事を取得(日経・7面)

●GWの道路混雑例年並み、道路公団見通し(日経・38面)

●経済産業省、「自動車IT宣言」に構想(読売・9面)

●「ネット自動車」経済産業省と民間共同で実証試験開始(日経・23面)

●日産、スズキ「軽」で提携、正式発表(産経・6面)

●トップのひとこと、張富士夫・トヨタ社長「自己変革怠るな」(産経・7面)

●入社式、三菱は謝罪訓示、日産は「課題に挑戦する社員に」(毎日・8面)

●新庄の「フェラーリ」売れた、購入額の2倍超、4200万円で落札(毎日・27面)

●軽自動車は3年ぶりにマイナス(東京・6面)

ひとくちコメント

きょうの各紙は、スズキが日産に軽自動車をOEM供給する記者会見の模様を大きく報じているが、同じ紙面の片隅には新年度が実質スタートしたきのう2日、主要企業が一斉に行った入社式でのトップの訓示を取り上げている。

自動車業界では、トヨタの張社長が「トヨタは各方面から“勝ち組”とか “1人勝ち”という評価をもらっている。そうした安心感を持っている人がいるかもしれないが、現状に安住し、自己変革を怠り、未来への対応が遅れれば企業存続も危うくなる」と、慢心を戒めたいかにもトヨタらしい訓示。

日産のゴーン社長は「皆さんが楽で居心地のいい職場を希望しているのであれば、日産は見当外れかもしれない。逆に課題に挑戦したいと考えているのなら、日産はふさわしい場所だ」と檄を飛ばす。

同じく経営再建中の三菱の園部社長は「内定以降、度重なるリコール問題で家族にも心配をかけたことをおわびする。荒波を乗り越えていくには、皆さんのフレッシュな力がぜひとも必要です」と異例の“謝罪”訓示。各社の経営環境と社風がよくあらわれていたトップのあいさつだった。

《福田俊之》

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