【WiLL第2弾デビュー】エンジンラインナップは2種類、どちらも1.8リットル

自動車 ニューモデル 新型車
【WiLL第2弾デビュー】エンジンラインナップは2種類、どちらも1.8リットル
【WiLL第2弾デビュー】エンジンラインナップは2種類、どちらも1.8リットル 全 2 枚 拡大写真

『WiLL VS』のエンジンは、すべて1.8リットル直4で、高回転・高出力型の『2ZZ-GE』と実用性に優れた『1ZZ-FE』の2種。どちらのエンジンもトヨタの新世代ユニットであるZZ系1.8リットルだが、シリンダーヘッドだけが異なる兄弟エンジンではない。

【画像全2枚】

スポーツツインカムの『2ZZ-GE』は、総排気量1795cc。ボア・ストロークが82.0×85.0mmと、ストローク幅がやや短かめに設定され、高回転化に対応している。シリンダーヘッドは『VVTL-i』と名付けられた連続可変バルブタイミング&リフト機構をもち、圧縮比も11.5ときわめて高くとられている。

プレミアムガソリンを使用し、最高出力190ps/7600rpm、最大トルク18.4kg-m/6800rpmというハイスペックを誇る。自然吸気の高性能エンジンを得意とする、ホンダ1.8リットルVTECにもひけをとらない本格的なスポーツユニットだ。

もうひとつの『1ZZ-FE』は、総排気量1794cc。ボア・ストロークが79×91.5mmと、超ロングストロークのレイアウトだ。ヘッドはトヨタお得意のハイメカツインカムで、高回転重視ではないが、低回転から素直にトルクが立ち上がる、柔軟性に優れた特性をもつ。スペックは2WDモデルが136ps/6000rpm・17.4kg-m/4200rpm、車重の重い4WDはさらに低回転重視にチューニングされ、125ps/6000rpm、16.4kg-m/4200rpmという数字になっている。

ギアボックスは、全モデルとも4速オートマチックで、5速ないし6速MTは設定されない。ATのユニットは、高効率スーパーフロートルクコンバーターを搭載した『Super ECT』(スーパーインテリジェント4速オートマチック)。高出力な『2ZZ-GE』には4速が直結となる、よりフィーリングに優れたものが搭載され、ステアリングにシフトスイッチも備わる。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. RAYSからコスパ最強シリーズ「RSS」が爆誕!“各車種専用設計”でもうホイール選びは迷わない、冬も夏も即戦力だPR
  3. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
  4. 放置した夏の汚れがニオイに変わる前に! プロ目線で学ぶ車内清掃の正解~Weeklyメンテナンス~
  5. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る