【新聞ウォッチ】断られても自工会加盟を諦め切れないGM

モータースポーツ/エンタメ 出版物
【新聞ウォッチ】断られても自工会加盟を諦め切れないGM
【新聞ウォッチ】断られても自工会加盟を諦め切れないGM 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年4月11日付

●いすゞ、「エルフ」など3車種をリコール(朝日・38面)

●電波で料金、運転スイスイ、ETC混雑嫌う自動車通勤者に人気(東京・8面)

●「日本の国産メーカーに変わる」ルドルフ・シュレイスGM副社長語る(読売・8面)

●日産自動車、RV「ウイングロード」の特別仕様車発売(読売・11面)

●インパク100日、トヨタパビリオンがアクセス人気ナンバーワン(毎日・18面)

●学生人気企業ランキング、理系1位はソニー、トヨタ7位、毎日コミュニケーションズ調査(毎日・25面)

●日産自動車、系列の「テネックス」の株一部売却(産経・11面)

●豊田通商、介護事業者支援の新会社設立(産経・11面)

●神奈川県、ディーゼル車排ガス対策にDMA実用化へ検討会(産経・28面)

●ゼンリンデータコム、入交昭一郎元セガ社長を顧問に(日経・12面)

●ホンダ、中国でアコード最上級モデル生産へ(日経・13面)

ひとくちコメント

「GMは、輸入販売会社から、日本の国産メーカーに変わる」と、米ゼネラル・モーターズ副社長のルドルフ・シュレイス氏。きょうの読売の「直球・曲球」というコラムで、そのように語っているのが興味深い。これだけではよく意味が分かりにくいが、昨年秋にGMが日本自動車工業会に加盟申請したところ、「会員は国産メーカーが原則」ということで会員になることを未だ認められていないからだ。

そのGMは、対日戦略として現在、いすゞ、スズキ、富士重工の3社と資本提携、今年9月からスズキの工場で共同開発車を委託生産する。シュレイス副社長が「日本の国産メーカーになる」と牽制球を投げているのはそのためだが、正確には加盟申請したのは輸入販売の日本GMであったことから、ディーラーが母体の自販連ならばともかく、メーカー団体の自工会が対応に戸惑ったのは無理もない。

正会員になると、上納金である年会費や事務局職員を出向させるなどメーカー側の負担も大きい。そうした条件を理解したうえで日本GMが申請したかどうかも疑わしいが、準会員を認める定款変更の動きもあって、入会をめぐる紆余曲折はしばらく続くものと思われる。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  3. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
  4. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  5. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る