【F1サンマリノGP 詳報その2】タイヤスペックの概念を変えるか

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
【F1サンマリノGP 詳報その2】タイヤスペックの概念を変えるか
【F1サンマリノGP 詳報その2】タイヤスペックの概念を変えるか 全 1 枚 拡大写真

フェラーリ、マクラーレンというトップ2チームを陣営に擁するブリヂストン。まずはこの2強チームを正面から破ることは至難の業と考えられていた。ところがシーズンが開幕してみると、マクラーレンがまず出だしでつまづいた。否、それよりもウィリアムズFW23というシャシーが2001年から施行されたニューレギュレーションに対して上手く当て込んだという見方ができるかもしれない。

それにしても溝付きという特異なレーシングタイヤの開発には、それなりの時間と経験(データ)が必要と考えられていたはず。ブリヂストンがF1参戦から初勝利を収めるまでには1シーズンを要したのだ……。

では、ミシュランタイヤの強みは何か? 彼らが初めて設計したフロント4本溝のF1グルーブドタイヤ(ドライ)は、極めて高い路面温度にまで対応するという点。無論、イモラの日曜日は暑かった。しかし、ミシュランはサンマリノGPに新スペックのタイヤを持ち込んだことが、大きいと考えられる。

F1のレギュレーションは、レースウィークに持ち込み実際に試せるタイヤスペックを2種類としている。その2種類は例えば、ソフトとエクストラソフトというふうにコンパウンドで選別されるのが通常とされるが、ミシュランがイモラに持ち込んだタイヤは前戦ブラジルに投入したものとは概念からしてまったく違うスペックだった……。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 車検対応で排気効率も向上、ブリッツのエキゾーストシステム「ニュルスペック・カスタムエディション」に『ムーブ』『ステラ』が適合
  4. かつてのマーチ、日産の新型『マイクラ』が初上陸!? 日本での販売計画は…ジャパンモビリティショー2025
  5. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る