【新聞ウォッチ】日産「7円配当」で、親会社ルノーはいくらゲット?

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【新聞ウォッチ】日産「7円配当」で、親会社ルノーはいくらゲット?
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年4月24日付

●日産、3月単体決算見通し、最高益1874億円、7円復配へ (毎日・8面)

●企画特集「ドライブ大好きファミリーのためのGW直前情報」(産経・22-23面)

●直球曲球「財界活動興味はないが……」吉野浩行・ホンダ社長語る(読売・8面)

●トヨタ、高級感演出のRV「ガイア」改良車種発売(読売・11面)

●いすゞ、中国で中・大型トラック生産開始(朝日・11面)

●モバイル新世紀・自動車がネットに直結(朝日・32面)

●トヨタ副社長に専務6人が昇格(東京・9面)

●日野600-700億円増資、第3者割当トヨタ全額引き受け(日経・13面)

ひとくちコメント

販売不振に伴う経営悪化を理由に配当を見送ってきた日産自動車が、2001年3月期決算で3期ぶりに1株当たり7円の復配を決めた。きょうの各紙は同社が発表した業績予想を取り上げているが、税引き後の単体最終利益も過去最高の1874億円となる見通し。

日産は昨年11月に同期の連結最終利益が2500億円にのぼるとの見通しを発表していたが、単体の決算予想を公表したのは今回が初めてという。ただ、同期の売上げは前年比0.6%減の2兆9801億円程度にとどまるとみられており、大規模なリストラによる帳尻あわせは否めない。

水膨れのタオルを少し強めに絞ったことで、黒字化、復配のメドがついたわけだが、これで筆頭株主のルノーは、約100億円を超す配当収入を得ることになる。さすがに親会社への気配りも忘れないゴーン社長だが、再建のカギは販売台数をいかに増やすことができるのか。「要は結果がすべて」というゴーン社長だけに、間もなく発表される1年先の “業績予想”が楽しみである。

《福田俊之》

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