ディーゼルオイルの国際基準統一、その利点

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ディーゼルオイルの国際基準統一、その利点
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日本自動車工業会(自工会)は23日、ディーゼルエンジン油の品質規格を国際規格にして統一するというガイドラインの策定について、欧米の業界団体と合意したことを明らかにした。

これは「グローバルDHD-1」と呼ばれるもので、自工会、欧州自動車工業会、アメリカエンジン製造工業会の3者間で統一化への協議を進めてきたもの。ガソリンエンジン用のオイルについは国際規格が定められているが、ディーゼル用については日米欧それぞれが独自規格を定めており、これまでは共通化されていなかった。

今回定められたガイドラインでは、ピストンの清浄力やピストンリングなどの摩擦防止、高温酸化防止性など、共通化することが可能な性能要求10項目について統一基準を策定し、石油業界にも働きかける形で順次実施していく。

ディーゼル用オイルの規格が統一化されることで、自動車メーカーが生産地域を問わず、品質の優れた安いオイルを調達できることになり、資材調達の面でのコスト削減が実現できるという。

《石田真一》

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