【新聞ウォッチ】やりたいのは総理? ---奥田トヨタ会長小泉内閣に入閣せず

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【新聞ウォッチ】やりたいのは総理? ---奥田トヨタ会長小泉内閣に入閣せず
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年4月26日付

●三菱自工、ダイムラーから仏人デザイナーを起用 (読売・8面)

●三菱自工、リコール情報隠しに罰金40万円、「軽過ぎる罰則」地検など相次ぐ(読売・39面)

●「チャイルドシートを選ぼう」安全性国が格付け、7月から試験(読売・39面)

●カーエアコン・フロンガス処分、メーカーに責任、与党が回収法案原案(毎日・3面)

●トヨタ自動車、日野を子会社化、出資比率50.1%に(毎日・11面)

●小泉新内閣の目玉に奥田碩日経連会長ら入閣検討(東京・7面)

●手口巧妙、車の盗難急増中、昨年は5万6000件「旋錠でも被害」6割(東京・21面)

●中国での乗用車生産「フォードに認可」長安汽車と合弁 (日経・9面)

●昨年度の国内自動車生産、3年ぶりに1000万台回復 (日経・11面)

●サッポロビール名古屋工場跡地再開発計画、トヨタと森ビル連合が濃厚に(日経・15面)

●日産、「マーチ」国内登録100万台達成記念に100万円で発売(日経・31面)

ひとくちコメント

きょう26日発足する小泉新内閣の目玉として、トヨタ自動車の奥田碩会長とウシオ電機の牛尾治朗会長の経済閣僚起用を検討していたが、正式要請前に両氏側から「可能性なし」と断られたという。

きのう25日付産経夕刊は1面トップで「奥田日経連会長に入閣打診」と大きく報じていたが、きょうの東京は、その奥田氏を直撃し、「絶対あり得ない」とのコメントを掲載している。奥田氏の行動力や歯に衣着せぬ発言は小泉新内閣に新風を吹き込むのにふさわしい人選ではあるが、日経連会長、自工会会長など超多忙の要職を抱えての入閣は自殺行為のようなもの。

もっとも、今週初めに開かれた自民党森派の懇親パーティでは、奥田氏が財界トップとしては異例の基調講演を行なったが、それを承諾したのも当時森派会長の小泉氏から直接口説かれたという経緯があったことなど、小泉新総裁のシンパとみられてもしかたがなかったわけだ。

トヨタの某幹部が「総理大臣をやれと言われれば引き受けたかもしれない」と冗談まじりに語っていたが、案外、奥田氏が固辞したのも「経済閣僚では役不足」というのが本音かもしれない。

《福田俊之》

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