都市基盤整備公団は26日、名古屋市千種区のサッポロビール名古屋工場跡地を共同で再開発する民間企業をトヨタ自動車と森ビルの2社連合とする方針を明らかにした。この事業の企画案には11社4グループが応募したが、最終的にはトヨタ-森ビル連合案の採用が決まった。
この土地は公団がサッポロビールから買い取ったもの。面積は8万4000平方メートルで、買収金額は134億円とされる。公団ではこの土地を民間と共同開発するという全国初の試みを実施するため、協力企業と開発案を募集していた。応募したのは「トヨタ、森ビル連合」、「東急不動産、名鉄不動産、ウッドフレンズ、カルフール連合」、「三井不動産、近鉄不動産、三交不動産、ユニー連合」、「ジャスコ」の11社4グループ。
最終的にはトヨタ-森ビル連合が生き残ったわけだが、森ビルがどのような小売店を建設するかに早くも小売業界の注目が集まっている。