韓国のメーカー、デーウ(大宇)が論争を呼び起こしている。イギリスで間もなく行われる総選挙において、現職の環境・交通・地域相ジョン・プレスコット氏を落とし入れることを目的として、彼に対抗すべく候補者を熱烈にバックアップしているのだ。
「未来はデーウのために!」といったスローガンを掲げ、この候補者は値上りの続くガソリン税、不充分な道路メンテナンス、救いがたい交通渋滞などといった交通に関する問題点を指摘してプレスコット氏を非難。ところでそのプレスコット氏、ジャガーリムジンを2台所有していることから“2-リモ”の愛称で呼ばれている。
デーウのディーラーもこのキャンペーンに参加、この候補者の声明文や、スローガンのロゴが入ったTシャツやキーホルダーを配って回るなど、積極的に活動している。デーウはこのキャンペーンの反応に満足の様子であるが、政府筋はこの一連の活動は政治を軽視するものとして非難している。