【ファイアストンからの絶縁状】「こっちこそ願い下げだ」

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【ファイアストンからの絶縁状】「こっちこそ願い下げだ」
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フォードは22日、「他のメーカーのタイヤと比較した場合、品質が劣っているのは明白で、安全性に疑問がある」として、自社の出費でSUV『エクスプローラー』などに装着されているタイヤ1300万本分のリコール(回収・無償修理)を決定したことを明らかにした。

今回のリコール対象となっているのは、ファイアストン社製ライトトラック用タイヤ『ウィルダネスAT』を装着したエクスプローラーや『F150』など、260万台。これらのクルマに装着されたタイヤは、昨年リコール対象となったものより品質は良いが、他メーカーの同等品と比較した場合、その性能に見劣りがあるため、予防的措置として回収を決定したという。このリコール実施のために総額21億ドル(約2526億円)の特別損失を計上することになり、巨額の赤字を出すことが確定的となった。

フォードのジャック・ナッサーCEOは「ファイアストンにはタイヤに問題があることを強調したが取り合おうとはせず、今回も一方的に取引停止の宣言を行ってきた。当社としてもファイアストンと今後の取引を行うつもりはないし、顧客の安全を考えた場合、彼らの取った行動には多くの問題が生じることに気がついていない」と語り、失望感を露にした。

《石田真一》

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